2014年5月26日
魅力たっぷりの男のダンデイズム溢れる水彩画である。
鍛え上げたデッサン力に物を言わせて、小粋にパリの下町を描く
そのダンデイズムが「黄色い文房具屋」や「赤い扉」にみごとにあらわれている。
「赤い扉」は、難しい構図で開いた扉のむこうに駐車している自動車の後部と
ヨーロッパの窓がピタッとおさまる。「モンパルナスの工房」は、前景の黒褐色
の微妙なニュワンスが非常に粋だ。茂りに茂った木々に囲まれた建物に対する
思いまで伝わるようだ。 スタッフ
「蜜柑 Ⅰ」は青々した蜜柑が飛び出してきそうだ。緑の色合いが深い。
松本さんは生長段階の美に魅かれている。 オーナー