おうし座流星群の季節がやってきました。
おうし座流星群は南北2つの流星群が異なる時期にピークを迎えます。
2024年の今日はどこで何時から見られるのか、知っておきたいですよね。
この記事ではは、観測のベストタイミングから方角まで、詳しくご紹介。
流星観測のチャンスをお見逃しなく。
おうし座流星群2024今日はどこで何時から見られる?
おうし座流星群は、2024年において南北2つの流星群がそれぞれ異なる時期にピークを迎えます。
【2024年】おうし座南流星群はいつがピーク?
おうし座南流星群のピークは11月5日から6日。新月直後という絶好のタイミングとなっています。
5日の日没後2時間ほどで月が沈み、6日の0時ごろが見頃です。
1時間あたり最大10個程度の流星を観察できる可能性があります。
【2024年】おうし座北流星群はいつがピーク?
おうし座北流星群は11月11日から12日にかけてピークを迎えます。
12日の日没後から見られますが、この時期は十三夜月の時期と重なるため、月明かりを避けて13日の午前2時以降、特に月が沈んだ後の観測がお勧め。
1時間あたり最大10個程度の流星が期待できます。
【2024年】おうし座流星群はどこで見られる?
観測場所については、基本的に南極を除く世界中のどこからでも観測が可能です。
ただし、より多くの流星を観測するためには、
- 街灯りから離れた暗い場所
- 建物や木々による遮蔽が少ない開けた場所
- 空気が澄んでいて、水平線まではっきり見える場所
に移動しましょう。
また、長時間の観測に備えて、暖かい服装や飲み物などの準備も忘れずに。
【2024年】おうし座流星群今日の方角はどっち?
おうしさ流星群の放射点は北流星群、南流星群ともに、東北東の空になります。
時間が進むにつれて高度が高くなっていきます。
名前の通りおうし座のある空から降り注ぎますので、おうし座の方角をチェックし、注意深くみていましょう。
おうし座流星群の見え方
明るい火球が流れました!2023年12月8日4時57分1秒の火球を、平塚から天頂向きのカメラで捉えた様子です。経路の途中で4回増光しました。ふたご座流星群のピークが近づいていますが、おうし座北流星群の火球でした。 pic.twitter.com/TT2HWWtNfg
— 藤井大地 (@dfuji1) December 7, 2023
今夜の流れ星🌠火球
— 長尾の空 (@nagaonosora) November 13, 2023
2023-11-13 21:49
今度は南の空を流れました。
おうし座流星群かも
後半拡大です。
川崎市多摩区から#流れ星 #火球 pic.twitter.com/VCx7sE8fIl
おうし座流星群とは
おうし座流星群は、エンケ・コンプレックスと呼ばれる天体群に関連する特徴的な流星群です。
かつて一つの大きな天体だったものが崩壊し、現在のエンケ彗星や複数の小惑星、そして流星群を形成したと考えられています。
この流星群の特徴的な点は、南北2つの異なる流れに分かれていることです。おうし座南流星群はエンケ彗星(2P)に由来し、北流星群は小惑星2004 TG10に関連しています。両者は同じおうし座から放射されるように見えますが、実際は異なる母天体から生まれた流星群なのです。
おうし座流星群の特筆すべき特徴として:
- 比較的ゆっくりとした速度で大気圏に突入する
- 時折、明るい火球(極めて明るい流星)を生成する
- 母天体の破片が比較的大きいため、カラフルな発光現象を見せることがある
- 活動期間が長く、複数のピークがある
これらの特徴から、おうし座流星群は流星の写真撮影に適した対象とされており、天体写真家たちの間でも人気の撮影対象となっています。
まとめ
2024年のおうし座流星群観測のポイントをまとめます。
最適な観測時期:
- 南流星群:11月4-5日が最も条件が良い
- 北流星群:11月11-12日の月の入り後
- 10月12-13日の南流星群初期ピークも観測可能
特に注意すべき点:
- 月明かりの影響を考慮した観測時間の選択
- 目を暗闇に慣らすための時間確保
- 東~南東の空を中心とした広範囲の観察
今年のおうし座流星群は、特に11月上旬の南流星群が観測好機となっています。天気予報をこまめにチェックし、晴れた日を選んで観測に出かけましょう。また、火球が発生する可能性もあるため、カメラの準備をしておくのもよいでしょう。星空観察を楽しみながら、秋の夜長を満喫してください。