新幹線の停電したらどうなるのか…想像したことはありますか?
停電が発生すると、まず新幹線は止まってしまいます。しかし、それだけではありません。
トイレは使えるのか?エアコンは止まってしまうのか?車内の照明はどうなるのか?そんな疑問が次々と湧いてきますよね。
復旧までにどれくらい時間がかかるのかも知りたいところです。過去には復旧までに20時間もかかったことも。
この記事では実際に停電した時の車内の様子などを見ていきながら、考えていきましょう。
新幹線が停電したらトイレやエアコンはどうなる?
ところで停電した東海道新幹線にドンピシャ乗ってたよ✋
— 露崎春女 (@harumitsuyuzaki) July 6, 2024
トンネルの中でエアコンも停まってトイレも流れなくてなかなか大変でした💦
でも係員の方がお水配ってくれたり簡易トイレ設置したり最大限の対応してくれてました。
無事帰宅しております😌
乗ってた皆さんお疲れ様でした‼️
トイレは使えない!
新幹線が停電した場合、トイレの水が流れなくなり、使用ができなくなります。
これは、新幹線のトイレが一般家庭のタンク式トイレとは違い、電気で制御されているため。新幹線のトイレの洗浄はボタン式で、洗浄は「ズポッ」という音の吸い込み方式で、電気を使っています。
そして新幹線のトイレには窓がないので、真っ暗に。また、水道も電気を使っているので手を洗うこともできなくなります。
停電の際は、係員の方が簡易トイレを用意してくれるようですので、最悪の事態は回避できそうですが、とても不便になりそうですね。
エアコンは停止してしまう
エアコンについても停電の影響を受けます。
特に夏場や混雑時には、エアコンの停止により車内温度が急激に上昇し、乗客の不快感が増します。冬場の場合は、新幹線が保温性に優れているとは思えないのでとても冷えそうですね。
また、「空調・換気装置」も停電でとまってしまうことによって、息苦しさを感じるかもしれません。
新幹線には窓が開閉しない代わりに、機械によって換気がされています。通常は座席の下から車内の空気を外に出して、空調装置で冷やされたり温められたりした空気が座席の上から出てくるようになっていて、新幹線の空気は6分~8分でほぼ全てが入れ替わるようになっています。
この機能が止まってしまうことは、息苦しさを感じるだけでなく、感染症対策の観点からしてもよくないですね。
【新幹線の停電】復旧までにどれくらい時間がかかる?
発生日 | 復旧までの時間 | 原因 |
2024年7月6日 | 約3時間 | 特高圧ケーブルが損傷 |
2024年3月29日 | 約3時間 | 電線に木がひっかかった |
2024年1月23日 | 約20時間 | 架線のたるみ・作業員が感電 |
2022年12月18日 | 約4時間 | 架線が切れた |
原因はさまざまですが、新幹線の停電が復旧するまでには少なくとも3時間程度はかかるようですね。
新幹線の車内で停電に遭遇した場合、3時間程度は復旧に時間がかかることを覚悟しておいた方がよさそうです。
新幹線の停電に備えるには?
東海道新幹線の「N700S」では非常電源が備わっているため、トイレが使用できる、エアコンが止まらないということがあるようです。
もしくは、夜間の走行での停電の際にはミニ懐中電灯を持っておいたり、スマホの充電切れにはモバイルバッテリーを持っておくこともいいかと思います。
喉が渇いていなくても、水やお茶などの飲み物を買って乗り込むというのも大切かもしれません。
いずれにせよ、停電した車内は殺伐とした状況になるはずですので、思いやりや助け合いの気持ちが欲しいですよね。
まとめ
新幹線が停電で止まった時について紹介しました。
新幹線は停電すると、車両が停止してしまうだけでなく、電気で動かしているトイレが使えない、エアコンが停止してしまうということが挙げられます。
停電の復旧時間については目安にはなりますが、3時間以上はかかるようです。
「N700S」では非常電源が備わっているようですので、予約の際は「N700S」を狙うといいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。